関西予選【オープン部門】ジャッジ総評
KYOHEI
ミュージックプロデューサー
昨年のファイナルでも感じたのと同様に、やはり全体的にレベルが高く、採点も非常に難しかったです。
テーマやメッセージ性を2分間の中で、自分達の作品に込めるのは相当な事と思います。
独創性の追求、客観視して会場のお客様の心をどうつかみ、動かし、引き込むか。
自分達を見つめる時間も、想像しただけで果てしないです。
エンターテインメントする、という部分で、構成や振付にたくさんのアイデアが見てとれましたし、刺激的でした。
予選通過枠3組というのが、とても狭く感じる程、上位の差は均衡していました。
どのチームがファイナルに進出してもおかしくなかったです。
ぜひ、次の作品の原動力にして、産み出して表現して下さい。
兵頭 祐香
ステージディレクター
みなさん!ありがとうございます!!
めちゃくちゃ楽しませてもらいました。
チームの個性、それぞれの個性も見られて素敵でした。本当におもしろかった!
「テーマ」を考え「ストーリー・構成」を考える。
どの段階で、なのかは分からないですが、ぶれてしまいテーマ性が弱くなってしまったのかな?というチーム。
あまり深くまでほり下げられなかったチーム。
色々あると思いますが、これをきっかけに、これからの作品作りに生かされていくことを楽しみにしています
伝えたいこと、伝わったこと。
このズレを調整していけると全員無敵!関西のポテンシャル高いぞ!
SHIGE
ダンサー
テクニックでは高い技術、練習量、完成度を主に見ています。
なので、すごい事をしていてもそろってなければ、それはテクニックとして評価しづらかったり。
とはいえ、冒険をせず完成度を上げるよりもHI LEVELなことにトライをしている姿勢も自分は評価しています。
そして、何より、振りづくり、踊りの練習と同じくらいテーマに向き合ってストーリーを伝える術を試行錯誤しているチームはこの大会ではとても強いのです。
この大会に向き合った皆さん、本当にお疲れ様でした。
松田 尚子
ダンサー
とても楽しみにしていた関西予選。
それぞれ個々のダンサースキルが素晴らしく、作品としてのクオリティーが高いチームや、エンタメとして面白い要素が沢山あるチームが多く楽しかったです。
ただ、全体的にテーマ性を感じられる作品が少なかったように感じます。
自分達の踊りたい踊りがあって、それをただ説明してるようなテーマだなと思うことが多く、今回、テーマを表現するというコンセプトのコンテストという上では、テーマと説明はちょっと違うなと思いました。
踊りたい物を優先しすぎている感じ。
自分達のスキルを使ってテーマをどう表現するか。
テーマを表現する事を優先して考えて、そこに個人のスキルや作品としてのクオリティがついてくると、このコンテストで見たい作品になると思います。