九州予選【オープン部門】ジャッジ総評
白坂 拡
ファッションショーディレクター
コンテストに参加された皆様、お疲れ様でした。
最後にコメントでも申し上げましたが、上位チームと下位チームはかなり評価には乖離(かいり)があります。
事前準備で積み上げた(時間・労力)はパフォーマンス開始1秒でわかります。
そこにしっかり観る者の心をつかむ何かがあるのだと、今回思いました。
「nTc」はテーマの岡部伸明が誰なのか? 不透明でしたのでもったいなかった。
パフォーマンス自体のクオリティは上位チームに食い込む実力はあると思います。
美しいと感じました。
「HOMELAND OKINAWA」衣装がもったいなかった。
ストーリーと合わせたものだったら、結果は違ったかもしれません。
レベルはかなり高いと思います。
「バラエティパック」あなた達はもっと出来ます!
次も楽しみにしています。
ありがとうございました。
小栗 了
ステージディレクター
とってもレベルの高い争いだったと思います。
僕は演出面での評価でしたので、テーマ、衣装、構成の部分を重視させてもらいました。
その中での審査結果になったと思います。
これだけレベルが高いと、その日の出来によっても左右されると思います。
決勝に残ったチームは、ピークを決勝当日に悔いのないよう頑張ってもらいたいです!
本当に楽しい時間をありがとうございました!!
松田 尚子
ダンサー
素晴らしいチームが沢山あり、接戦の予選でした。
上位に残った3チーム以外にも決勝に行って欲しいチームが沢山ありました。
私はダンサーなので、ダンスの説得力として、スキルはとても大切だと思っています。
でもそのスキルを主役にして、詰め込むだけでは自己満足になってしまう。
テーマがあるのがキメラの他のコンテストとは違うところ。
磨いたスキルを利用して『どうテーマを表現するか』を主役にすることが、(特に今回のコンテストとしても)大切だと思います。
なので、自分たちの踊りを存分に表現できるようなテーマ設定も重要なポイントだなと思います。
『踊ること』『創ること』は同じ要素ではないので、チームで話し合い、素晴らしい作品を決勝でも楽しみにしています。
50 (FIFTY)
ダンサー
バラエティに富んでいて、見ていて面白かったです。
ダンススキル+構成はもちろんですが、チームであることの意味。
なぜこの曲を選んだか、なぜこの振り付けを踊っているのか、一人一人でなく、チームのメンバーと話し合い高めあっていくと結果がついてくると思います。
コンテストなので、点数がついて勝ち負けが決まります。
勝ち上がるチームは命懸けで挑んでいると思います。
目線の合わせ方、顔の角度、指先の使い方、細かい所まで、こだわっていく必要があります。
勝つことが全てではありませんが、コンテストに出る以上、命をかけて挑んでほしいなと思います。
素晴らしいダンスをありがとうございました。