関東予選【ジュニア部門】ジャッジ総評
白坂 拡
ファッションショーディレクター
色んな個性があるチームがあって楽しませていただきました。
やはり自分達が楽しめているチームは伝わるモノも多く、見ていて詳価できるポイントだった様に思います。
ジュニアチームはダンスの先生が振付、講成まで考えているチームが多いと思います。
その中で演出をどうつけていくか。それがダンスの細かい部分だったり、表情だったり、心ひとつでパフォーマンスは全然変わってくる様に思います。
それでダメなら、もう先生のせいです(笑)
自分達は先生の言った事を120%表現して出し切りました!
と言えるパフォーマンスをまずやってみましょう。
宇治川 まさなり
演出家
素敵なパフォーマンスをありがとう!!☆☆☆
将来の可能性と夢の詰まった予選でした。
今回のパフォーマンスに向けて仲間と築いた絆と思い出、練習は一生の財産です。
演出的視点からは、お客さまが感動・喜ぶ瞬間というのは、見たことのない新鮮な絵面を目撃した時だと思います。
それは、パフォーマンス技術、衣装、構成、ムーブ、振付、さまざまだと思います。
そんな驚きと鳥肌の立つ感動をこれからの皆さんは追求してください。
あとは、私たち芸術を志すものの大切な”こだわり”
どこまで作品作り、ダンスにこだわれるのか、一番大切な私たちの生命線を忘れず頑張ってください。
夢一杯のキュートでカッコイイステージ最高でした!
SAYA YAMAMARU
ダンサー
全体の総評としては、チーム力の高い子達が多く面白かったです。
このコロナ禍の中、練習するのも大変な環境で、子供たちがダンスと言う”生きる希望”を自身で糧として戦っているのを見て胸が熱くなりました。
私はHIP HOPというジャンルでダンスをしていますが、このジャンルの根本は”生き方”です。みんな今日はHIP HOPでしたね。
コンテストという場で勝つ場合(勝つ為)のアドバイスとしては、チームとしての最大の武器となるアプローチ、これは絶対だと思いますね。
そこを貫き試行錯誤しているチームはやはり強いと思います。
先生がいてもいなくても、勝つ為にそこは必要な部分ではあると思うので、チーム力を己で高めてみて下さい。
後は何より、チャレンジは一生物だと思うので”ダンス”を愛しチャレンジし続けてください!
赤澤 かおり
ダンサー
それぞれ作品の感じもジャンルもバラバラで、楽しみながら見させていただきました。
パワーや勢いの良いチームもあったのですが、今回は少し後方の席から審査させていただいたということもあり、審査員席までエネルギーが飛んでくるチームは少なかったかなと思いました。
そして、皆様も悩んだかもしれませんが、作品のテーマについて。
テーマは本当に何でも良いと思うのですが(そんなに難しく考えなくても)、そのテーマについて、どう表現するか、どうやって届けるかをもうひと工夫、ふた工夫するだけで更に作品が面白く、そして一体感が生まれるのではないかなと思いました。
そこがしっかりと固まっているチームは、やはり点数につながったように思います。
あとは、強弱のつけ方も大事かな…と。
全体的にふわっとしてしまうともったいないので、しっかり揃えるところは揃える。ラフに見せるところはラフに。でも方向性を揃えるなど!しっかり見せたいところを強く!
少し意識するだけで、更に更にステキになっていくと思います!
と色々言いつつ、楽しみながら、もっともっと挑戦していってほしいです!